抜け毛 原因

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毛髪、頭皮について

なぜ人はハゲるのでしょうか?

日本の成人男性抜け毛率を調査しているアデランスの2007年発表によると日本の成人男性抜け毛率は26%を超えており、成人男性のおよそ4人に1人が「薄毛」と言われています。

抜け毛には色々原因や種類があるのですが、まずはどのようにしてハゲ・抜け毛になっていくのか原因を考えて、抜け毛の種類別に原因と対策方法を考えてみましょう。

毛髪と頭皮の関係

ヘアケアするなら、まずは毛髪、頭皮のことを知りましょう。

髪は、爪と同じように肌の角質層が変化してできたもので、科学的には肌の一部です。

ただ、肌とちがうのは痛みなどの感覚がないため、つい負担をかけてしまいがちですが、髪には自己修復機能がないので、一度傷めると自然には元に戻りません。

ですから、髪のケアで大切なのは、まず傷めないようにしましょう。
傷んでしまったら丁寧なケアをしていき傷みを進行させないことが大事です。

何故髪が抜けるのか?

髪の毛は毎日自然に抜けているのでしょうか?
答えは1日約50本〜100本は自然脱毛として抜けているといわれています。
でも心配はいりません。

髪の毛には髪の毛をつくり出す毛乳頭と呼ばれているところがあります。
毛乳頭が接した部分に毛母細胞という細胞が毛乳頭を取り巻くように存在し、毛細血管が張り巡らされています。

毛細血管からは毛髪を成長させる栄養分や、酸素が運ばれてきます。
この毛細血管から必要な栄養を吸収し、次々に分裂した細胞が角化しながら上へ上へと押し上げられて、毛髪を作りだしているのです。

毛周期(ヘアサイクル)

髪は一定のサイクルで生まれ変わっています

『成長期』
新しい髪が成長する期間)『退行期』成長を終えた毛球部が縮小を始める時期。
毛髪全体(10?15万本)の約85%?90%が成長期の毛髪で、退行期まで盛んに成長を続けます。

『退行期』
毛髪全体のわずか1%程度が退行期にあたり、この時期は毛球部が縮小し毛乳頭と離れいき、細胞分裂は停止しています。

『休止期』
毛乳頭が活動を休止して、毛髪が頭皮にとどまっているだけの時期。
毛髪全体の10%?15%が休止期で毛球部は上の方に押し上げられている状態。

『発生期』
毛乳頭が活動を始めてまた新しい毛髪を発生させ、古い毛髪を脱毛させる時期。
新しく生まれた毛髪は休止期に入っている毛髪を押し上げ、自然脱毛させ生え変わる。

というサイクルが、男性で3〜5年女性で4〜6年といわ れています。
これを一生に換算すると約12〜15回行うことになり、休止期の髪が抜け毛として自然に抜け落ちて いるわけです。
これをヘアサイクルといいます。

ある程度の抜け毛は正常な人にでも起こることなので、この程度の抜け毛であれば特に気にすることはありません。

しかし、抜け毛の症状が出てきた人というのは、毛乳頭への血液の流れが悪くなり、毛母細胞へ十分な栄養素を渡すことができなくなったり、ストレスやホルモンなど 様々な原因により、このヘアサイクルが崩れて、通常のヘアサイクルより短くなってしまい、 髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまうのです。

髪の毛の成長し始めの段階というのは、柔らかい軟毛です。それが硬い髪に育っていくのが正常な人の髪の毛です。しかし、様々な原因によりヘアサイクルが短くなってしまった人の髪の毛というのは、硬い髪に成長する前の軟毛の段階で抜け落ちてしまうのです。

そして次第に髪の毛がだんだん細くなり、産毛のような状態になっていくのです。このようにして、人の髪は抜け毛になっていくのです。