円形脱毛症

円形脱毛症は、子供、老人、男性、女性問わず発症する、数ある脱毛症の中で最も発症数が多く、抜け毛の原因としては一般的な疾患です。

円形脱毛症とは

円形脱毛症とは

円形脱毛症の特徴としては、突然直径1センチから3センチ程度の円形に抜け毛が始まります。一つだけできる軽度ものから、頭髪全体が抜けるなどの悪性のものまであります。

円形脱毛症は子供、老人、男性、女性関係なく発症します。抜けた髪の毛には毛根が残っておらず、脱毛部分の皮膚はやや周囲よりもへこんだ状態になります。

症状には、頭部の一部分に発生する「単発型」と脱毛部分が移動し広範囲に広がっていく「多発型」の2種類あります。

軽度の円形脱毛症であれば、3ヶ月～半年も放置しておけば自然と治癒します。市販の育毛剤などを塗布しても効果はありません。

円形脱毛症の原因は医学的には因果関係がまだはっきりとつかめていないのが現状です。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因は以下の３つが主な原因の説です。

自律神経異常説

ストレスなど自律神経に障害が起こることで、毛細血管が萎縮。髪が栄養補給できず、脱毛を促進させるという説。

末梢神経不全説

肩こりや首の痛みによる血行不全が円形脱毛症を引き起こすという説。

自己免疫説

リンパ球がなんらかの原因で髪を作る毛母細胞を異物とみなし攻撃するという説。