リコピンと育毛の関係
リコピンはトマトなどの野菜に含まれる赤い色素で、カロチンの一種です。
リコピンは体内で発生した活性酸素を除去してくれる抗酸化作用があり、その抗酸化能力は、なんとビタミンEの100倍です。
またリコピンは動脈硬化を引き起こす悪玉Lコレステロール(LD)の酸化を抑制するので動脈硬化症の予防になるといえます。
リコピンは、老化や生活習慣病から身体を守るだけではありません。
日焼けの原因となる紫外線も、活性酸素を発生させますが、リコピンは紫外線を浴びることによって肌の表面に発生する活性酸素をとりのぞきます。
そしてメラニンの生成を促す物質の発生を抑制するので、美白効果も期待できます。
しかし、何よりリコピンをおすすめしたい理由は、「安価で手に入る」ためです。
トマトジュースは安い物であれば1本50円しません。それを飲むだけでビタミンEの100倍の抗酸化作用が得られるのですから驚きですね。
トマトが赤ければ赤いほどリコピンの量が多いことから、ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざまであるほどです。
食事でリコピン
スイカやグレープフルーツにも含まれていますが、やはりトマトの足元にも及びません。
生で摂取してもよし、缶ジュースでもよし、加熱してもオーケーです。
リコピンは熱に対して安定している栄養素ですので、さらに油と一緒に摂ると吸収率が高くなるため、「トマトサラダにドレッシング」という組み合わせはリコピンを効率よく摂取できます。