ひこう性脱毛症

粃糠性(ひこう性)脱毛症とは乾燥したフケが毛穴周辺を塞ぎ、バイ菌などが繁殖して毛根が炎症し、抜け毛に至るという脱毛症を指します。

ひこう性脱毛症の原因

粃糠性脱毛症の原因は、細く乾いたフケが発生し毛穴の出口を塞ぎ、不潔になって雑菌が異常に繁殖して炎症が起り易くなります。

また、毛乳頭からの栄養素の運搬を阻害されることで毛母細胞に栄養が届かず、固着力が低下して抜け毛が始まります。粃糠（ひこう）とは、この場合フケなどを指します。

また、偏食や過度の飲酒や喫煙、それにストレスなどがあります。これらは、角化異常による皮膚の乾燥を招きます。

またフケを気にするあまり、シャンプーのやり過ぎによって角化異常と炎症を引き起こすケースも要因として挙げられます。

ひこう性脱毛症の対策

ひこう性脱毛症の対策方法は頭皮の炎症が治まるまでは、洗浄力のマイルドなシャンプーを使用し、できるだけ優しく洗い上げてください。

また、整髪料や薬品などの使用を止め、頭皮に刺激やダメージを与えないといったことも重要です。

ビタミンB群や食物繊維を多く含む食材をしっかり摂り、出来るだけ刺激の強いものは避けるようにしましょう。

粃糠性脱毛症は進行が早く進むケースもあり、その際は一気に抜け毛の量が増加する場合もあります。症状がひどい場合は皮膚科に行くなど、早期の治療・対策が必要です。